シンプルで控えな佇まいですが、とても頑丈な素材でできています。かつてポール・へニングセンがデザインをした「PH エクリプス」のリフレクターを基にしたデザインは、非常に精巧で、幅広い建築スタイルに適した雰囲気を創り出します。
「ニューハウン ウォール」は、1976年にアルフレッド・ホーマンとオーレ・V・ケアによりデザインされました。ニューハウン ウォールは、古い建物が多い街並みに馴染む照明を課題とした、ルイスポールセン主催のデザインコンペティションで入賞した作品です。当時、製図と模型作りの経験があったアルフレッド・ホーマンは、同僚のオーレ・V・ケアとともにわずか5日間で作品を提出しました。アルフレッド・ホーマンは、このウォールランプのアイディアについてこう説明します。「当時市場に出ていた製品よりも、小型で控えめな照明器具としたことが、ひとつの鍵でした。」この照明の特徴は、円錐形のシェードが下向きに直接光を放ち、上部の3枚のグレア・カット・リングが反射する光が器具自体をほんのり照らしだすところにあります。
「アルバスルン ウォール」は、コペンハーゲン郊外のアルバスルンという町の住宅地開発プロジェクトのために、1963年にイェンス・ミュラー・イェンセンがデザインしました。このウォールランプは街路灯のアルバスルンと共通するデザインで、グレア・カット・リングと反射板を支柱が支える構造が特徴的です。