アルバスルン ミニ は、コペンハーゲン郊外のアルバスルンという町の住宅地開発プロジェクトのために、1963年にイェンス・ミュラー・イェンセンがデザインしました。大型のアルバスルン マキシは、1980年に発売されました。アルバスルンの開発にはこんな逸話があります。イェンス・ミュラー・イェンセンの父親は建築家で、当時この住宅地開発プロジェクトに携わっていました。ミュラー・イェンセンは父親から、ある製品が公園用の街路灯に選定されたことを聞きました。そしてその製品のコストを聞かされると、ミュラー-イェンセンはきっぱりと言いました。「僕ならもっと安く良い物が作れるのに！」一週間で彼は実物大のモックアップを作り、プロジェクト現場の関係者に見せたのです。あとは製造メーカーを探すだけとなり、そして、他社よりもほんの少し安いコストを提示したルイスポールセンが製造を受注した、というわけです。デザインは、グレア・カット・リング、3本のボルト、円錐形リフレクター、そしてメインの反射板の役割を果たすトップ・シェード。いたってシンプルな構成です。2012年にはLEDヴァージョンのアルバスルン マキシが発売されました。