製品の特徴

1925年から1926年にかけて、ポール・ヘニングセンは3枚シェードのシステムによる照明器具を開発しました。PHの最初の複数シェードのランプは、パリで開催された展覧会のために、ルイスポールセンと共同でデザインされました。両者のパートナーシップは、ヘニングセンが亡くなる1967年まで続きました。グレア・フリーの光(眩しさの除去)、明るさが最も必要とされる場所に光を届けること、同時に柔らかい影をつくりだすこと。これらが、生涯を通じてPHが追及した重要テーマで、その光源は当時の白熱電球でした。メタルシェードのPH 4/3 ペンダントは、1966年に発売されました。対数螺旋に基づくスタンダードな3枚シェードシステムを継承したデザインで、螺旋の中心に光源の中心が置かれています。このランプは、ヘニングセンが1929年に設計したモデルを簡素化したものです。この初代モデルはバルセロナ万国博覧会に出展され、最高の栄誉を受けました。メタルペンダントはさまざまな色とタイプで製作されましたが、下方にまんべんなく拡散光を広げる目的で、シェード内側は白く塗装されました。メタルペンダントはまた、温かみのある光を作りだすために、内側の塗装にゴールドを採用したこともありました。こうして長年にわたり、さまざまな色とサイズのメタルペンダントが生みだされてきたのです。