製品の特徴

ルイスポールセンとBIGアイディアズのコラボレーションは、ヴァルデ美術館のために設計されたBIGの建築、ブローヴァンドのティルピッツ博物館のペンダント照明の開発から始まりました。2017年開館のティルピッツ博物館では、エッジの効いた亜鉛メッキ仕上げのペンダントが、西ユトランドの砂丘風景に溶け込む博物館の、繊細で力強い建築に同化しています。両者のデザインと技術面の協力は続き、“ティルピッツペンダント”がさらに発展し、あらゆる種類のインテリアで美しく機能する照明器具、「Keglen(カイレン)」に結実しました。(カイレンはデンマーク語でコーン、円錐体を意味します。) 「カイレン」をデザインした目的は、幅広いタイプの照明用途に使うことができる、デザイン・システムをつくりだすことでした。つまり、ビヤーケ・インゲルス、ヤコブ・ランゲ、BIGアイディアズのデザインチームは、さまざまなサイズで、同じ品質とデザイン・ディテールを備えながらも、それぞれが個性的な“ランプのファミリー”を作りたい、と考えたのです。 「幾何学的フォルムのメタル製シェードは、水滴の形に似た、柔らかく有機的な乳白色のインサートを内蔵しています。テーブルやフロアランプのヴァージョンでは、このオパール色素材は支柱部分と接し、表面張力を持つ液体のように、有機的、流動的フォルムです」と、ビヤーケ・インゲルスとヤコブ・ランゲは説明します。 建築家は、つくりあげる環境を高めるツールを人々に提供しようと努めます―カイレンの場合、特にそう言えます。例えば、大きなペンダントはいろいろなタイプのレストランやミーティングのシーンで相応しいし、一方、小さなペンダントは、単体でも組み合わせで使っても、より親密な光を提供する、と彼らは考えています。